起居動作とお作法について

「ききょ」

というのが今朝
脳内に届いた音です。

桔梗?

うーむ…。

ききょ、ねぇ…。

起居??
寄居???

神や~ん、もうちょっと
ヒントくださ~い
と、投げ返したところ

今度は「さほう」
ときました。

左方?
作法?

この脈略だと
起居と作法ですかね。

ということで

作法の誤解について
ちょっと書いてみます。

作法、というのは
正しいやり方
決まったやり方
しきたり

なんとなく窮屈な感じで
使われがちな言葉ですが

私の感覚としては
生活の手順
あるいはスタイル

だと思うのです。

正しいといわれるお作法に
忠実に振る舞うとき

内面が整う感じ
穏やかな感じ
クリアな感じ

などがあれば、それは
お作法になりますが

絞めつけられる感じ
息苦しい感じ
曖昧な違和感

などがあれば、それは
もはや、お作法ではない

…ような気がします。

心地よい仕草
心地よい段取り

静けさと
リラックス感

何とも言えない
穏やかな感じが

ひとつの所作、動きに
現われたとき

それは作法だな
と思うわけです。

もちろん、いくらかの
練習とか訓練とか
鍛錬が必要なのかも
しれませんが

どのように振る舞うか
というのは瞬間的に
選べるのですから

えいやっ!と決めて
自分にとって心地よい
作法を選ぶだけ。

床にあるものを
拾い上げるとき

しっかり膝を折るのか
中腰になるのか

その所作をいかに
快適かつ美しく
執り行うか

あるいは、いかに
身体に親切に動くかで
変わってきますから

自分が嬉しい手順と
スタイルを選ぶことが

自分にとっての
お作法になるようです。

ちょっと楽したつもりで
残念な気持ちになるような
立ち居振る舞いを

…しないようにね、私(笑)