耳を動かす筋肉の話

今朝の神やんは
牛の姿で登場!

晴れ渡る草原に
の~んきな顔して
ぼ〜んやりしていました。

で、その牛さんの耳が
動くのに合わせて
小さな雲が揺れていました。

さて。

顔の筋肉を動かさずに
耳だけを動かすこと
…って、できますか?

私は、どうしても眉が
一緒に動いてしまうのですが
ちょっと動かせます。

犬さんや猫さんたちと
同じようにハッキリと
耳だけ動かす友人もいます。

もともと人間の耳も大昔は
みんな、ちゃんと動いた
…のではないか?と思います。

だって、眼も口も鼻も
お尻の穴も、動きますよね。

耳も、きっと動いたはず。

危険を察知する能力を
一部、失ってしまったのか。

耳の周りの筋肉が
すっかり衰えたのか。

あるいは聞きたくないことを
聞かされ過ぎたからなのか。

理由はわかりませんが
とにかく外側から見る限り
耳は、ほとんど動きません。

目は動く。
口は動く。
鼻も、まぁまぁ動きます。

そして耳だけが動かない。

しかし耳は、文句も言わず
ずっと働いています。

ひたすら音と波を受け取り
振動を脳に伝えてくれる
不言実行型の受容器です。

耳、がんばりやさん。

耳、けっこう、いいやつ。

耳、ありがとさん。

あ、感覚器官のひとつ
皮膚も動かせませんね。

皮膚の下の筋肉は動かせるけど
皮膚だけを動かすことは
できないような気がします。

耳は、皮膚なのか?

などと、また、しょうもないことを
考えるのって、楽しいですね。