不倫女子のHappy Holidays!

タイトルに「不倫」を入れて出版したら、初日のカテゴリーは「アダルト」だった。この清浄なる水色の表紙が、ドキドキするようなお姉さんたちの写真に囲まれ、身をすくめていた。あれこれ試し数日後、やっと「恋愛・結婚・離婚」カテゴリーに脱出した。

だが世間というのは、まぁこんなものだ。「不倫」の本は「アダルト」本と、Amazonさんが判断するのには理由がある。みんな普通そう思うでしょ、ということ。

不倫の渦中にある女性は、基本的に苦しい。好きな人と一緒にいる時間は限られ、隠しごとは多く、世間が賑やかな休暇は寂しい。さらに世間という壁がある。

ここで不倫の良し悪しを語るつもりはない。更に言うなら「不倫」であっても、恋は素敵だと思っている。感情が躍動するのは素敵なことだ。しかしその感情を野放しにすれば、他人を傷つける。

他人を傷つけても、この恋を貫く。そう決めているのなら、続けるしかない。ただ知っておいてほしいのは、他人を傷つけるとき、自分をも傷つくということ。自分を傷つけっぱなしに、してはならない。自分を丁寧に扱うことを、思い出さなくては。

長期休暇を愉快に過ごし、自分を休め、磨く。自分のために。そんな提案を一冊にした。

ところで、伊豆高原の人気ファスティング(断食)スポット「やすらぎの里」をご存知だろうか?そこは誰をも受け入れてくれる「やすらぎ」がある。どんな痛みを抱えていても、やすらぐことができる。

途中の「説教くさいコラム」はパスしても、終章は読んでいただきたい。

【Amazonレビュー投稿より】
YU様
★★★★★
なんて軽くなるのだろう。言葉の間からプチぷち溢れてくるもので、ぎゅっと固まったこころとからだが緩んでくる。
恋の麻薬が効いていたときは遠いけれど、遠いからか・・・恋する躍動は「生」なのだと痛感した。
不倫の文字を○○に変えて、自分に引き寄せて読むと息易くしてくれる本。
不倫女子でも、でなくても、出会ったら読んで欲しい。

Amazon新着ランキング「恋愛・結婚・離婚」2位

https://www.amazon.co.jp/dp/B09MKK5H1F/