ハニカム構造が教えてくれること

蜂の羽音が聴こえて…。

あら、今年もスズメバチが
うちの軒先に巣を作るの?

困ったなぁ…。

と思ったところで目覚めました。

現実界のスズメバチさんは
未だかつて、うちの軒先に
営巣したことはありません。

なんだろなぁ?

思い出したのは山中湖にある
知人のご実家で見た
巨大なスズメバチの巣です。

一人では抱えられないほどの
大きくて、まん丸で
なんかカサカサした物体。

これを家のお守りとして
神棚に飾ってあるのでした。

子孫繫栄・商売繫盛の
お守りだと聞きました。

ここで、ひとつ大事なのは
蜂の巣が正六角形の集合
ハニカム構造だということです。

「6」は聖書の中で「異教徒」を
表すと言われています。

が、異教徒とは本来
別次元の存在、を意味します。

理解の及ばないもの
超越したものに対する
畏怖の念を込めて
「異教徒」と呼んだらしい。

あう古神道のお家では六角形を
神紋(神様のマーク)として
大切にしています。

六芒星のデザインは
籠目(かごめ)にも通じ
謎多き六角形です。

土星の北極点には
六角形の印があるとか

木星の南極点には
六角形の嵐が起きるとか

生二十面体ウイルスを
平面で見ると六角形だとか

トンボやハエなど複眼の
最小単位は六角形だとか

あと、雪の結晶も六角形ですね。

宇宙には、たくさんの
正六角形が存在するようです。

平面を、すき間なく埋める形は

正三角形
正方形
正六角形

のいずれかであり
他には存在しない

というのは、かの有名な
ピタゴラスさんの言葉です。

個々の六角は強度と衝撃緩和性に優れ
その集合によって更に力を増し

個々の六角の内部は音を吸い込み
その集合によって音を増幅させる

という特別な作用をもっているのです。

私たち人間族の魂も究極的には
六角形で表すことができるそうです。

ということは、私たちは
この素晴らしき六角形の
集合体の一個になるわけで

ハニカム構造を成す
一個の六角形として

ただ整然と、粛々と
ここに、いる、というのも
ひとつの美しき生きざまかな

と思う今朝のことです。