以前【コトダマ鑑定】で舅(義父)から言葉の暴力を受けている方からのご依頼で、舅の言霊・数霊を鑑定したことがあります。
舅の魂が抱える問題、コンプレックス、潜在能力、魂の願望などについてお伝えしました。
鑑定の詳細は、こちら↓↓↓
この情報を知ったからといって、舅との関係が変わるわけではありませんが…。
舅を、ひとりの人として客観的に捉えるきっかけにはなったようです。
内面的に大きな苦しみを抱えている、可哀想な人なんだ、と思えるようになりました。
その後、表面的には、穏やかな日が続いていたのですが…。
登場人物
Aさん:相談者、20代女性。美容関係。自営。前夫を父とする3児の母。
Cさん:相談者の夫、20代。初婚。
Bさん:Cさんの父、言葉の暴力をふるう舅。外装工事業社長。
Gさん:夫Cさんの、高校時代の同級生。元カノ。
新たな相談
Bさん(舅)は、ある日、AさんとCさんを呼び出しました。
経営する会社事務所の大掃除をするからと、息子夫婦に手伝うように言ってきたのだそうです。
AさんCさん夫婦は、仕事と子育てで、もう、いっぱいいっぱいなのです。
が。
この呼び出しを断ると、いつも通り、面倒なことになるのは分かっています。
しかたなくAさんは仕事を休み、夫Cさんは職場を早退し、Bさんの事務所へ行きました。
すると、そこにGさんがいたのです。
なんで、いるの?
夫Cさんは、事務所に入るなり「なんで、いるの?」とGさんに声をかけました。
Aさんは、え?この人、誰?と思いながら、だまっていました。
舅Bさんは、ニヤニヤしながら、「面白いよなぁ」と3人の表情を見ている。
「Cの元カノと、Cの女房が、ここにいるって、面白いよなぁ」と…。
どうやら、Gさんは夫の元カノらしい。しかも、舅の事務所の事務員になったらしい。ということだけは、Aさんにも理解できました。
舅Bさんの会社には、既に20代と30代の女性事務員がいます。それほど繁盛しているとはいえない、というか、はっきり言って暇な会社に、3人目の事務員が必要とは思えません。
Aさんは、舅Bの暴言に耐えかねた先輩2人が退職するので、急遽Gさんが採用されたのか?と思ったのですが、そうでもなさそうです。
なんの、ために?
Aさんは冷静に、Gさんに「こんにちは。よろしくお願いします」と、あいさつしました。
ところが、Gさんは、目を合わせることもなく、ちょっと顎を動かしただけ。
夫Cさんは、不機嫌そうに黙っている。
とにかく、大掃除を済ませ、この場を早く去りたい。Aさんは、舅Bさんの指図通り、徹底的に掃除をしました。夫Cさんも、父親に抵抗する気力はなく、黙々と掃除をしました。
その間、Gさんは、社長Bさんと談笑していたそうです。
嫌がらせとしか、思えません。
そもそも、舅Bさんと、Gさんが、どのように出会ったのかが、分からない。
夫Cさんが高校生のとき、父親がGさんを見かけたことはありますが、もう10年以上も前のこと。
舅Bさんは、なぜ、なんのために、Gさんを採用したのでしょうか?
いやがらせ
単なる「いやがらせ」とも考えられます。
とにかく嫁Aさんが気に入らないので、意地悪したくてたまらない。
・その場を離れること
・ネガティブな状況を再認識すること
・古いパターンや、旧弊な思考を手放すこと
つまり、「いやがらせ」を「する側」と「される側」を切り離すことで、全体のエネルギーを浄化する作用があるのです。
舅Bさんの言動によって、息子Cさん、嫁Aさんの心は、ますますBさんから離れていくわけです。
魂の苦しみ
Bさんの魂には、こんな特徴がありました。
非常に傷つきやすく人の影響を受けやすい魂の持ち主。世間でいうHSP(繊細さん)タイプ 。
しかし現実界を生きるBさんは、とても繊細な人には見えない。
なぜなら、Bさん自身が、自分の魂の本質、傷つきやすいことを認めたくないからです。
魂の特徴を無視して生きる人は、内面的に大きなギャップを抱えていますから、とても「生きづらい」のです。
強い人間、強い男でありたい。あらねばならぬ!と思い込んでいるBさんにとって、自分の本質的な繊細さに気づくのは、恐怖でしかありません。
責められたくない、否定されたくない。
潜在意識は、繊細な自分を守りたいだけなのです。
顕在意識は、本当の願望に気づかないので、他人を責めることによってしか、自分を守れないのです。
とても悲しくて、苦しい人です。
自分の繊細さを知られないためなら。
自分を優位に保つためなら。
もう、なんでもかんでも、やらずにいられない。
思ったことを、はっきり口に出し、嫌なことは嫌だと言えるタイプの嫁Aさんが、羨ましくてたまらない。
だから、あらゆる手段で、Aさんを困らせ、抑え込もうとしているわけです。
このケース、どうする?
こんな解説をしたって、Aさんは楽になりません。
この日の私は、ただ愚痴を吐き出してもらうことしか、できませんでした。
新たにGさんが登場したことで、Aさんの試練は、さらに過酷なものになるかもしれません。
舅Bさん、会って気分のいい人ではなさそうだけれど、いっそ、会って話を聴いてみたい。
けど、そうも、いかない。
Aさんが、少しでも楽になるように、何ができるだろうか。
悩み中。