そこまでしなくてもいいか……。
でもなぁ、少しでもいい本にしたいし……。
やっぱり、時間と労力かけすぎだよね……。
でも、やっぱりなぁ……。
あい出版の悩み
あい出版の、出版サポート。現在進行中3件の中で、これには、かなり苦しんでおります。
完成原稿を受け取ったはずだったのです。
構成・目次・文体・表紙デザイン・本文デザインなどをご提案し、校正から出版までをお手伝いする。というサポートのつもりだったのです。
しかし…。
ここまでの経緯については、【この原稿どうする?シリーズ】1~4をご覧くださいませ。
まぁ、とにかく色んなことがありました。
原稿のテーマは「言霊原理」と「氣」と「合氣道」と「氣の施術」です。
コトダマ鑑定士として、私も興味がありまして、つい深入りしちゃうんですよね。
もともと興味のあるテーマで、出版サポートをご依頼いただいたのは、本当に幸運で、ありがたいことなのです。
ありがたいけど、いやぁ、これは、やっぱり苦しい。
まだまだ出てくる”引用”
オリジナル原稿の4割以上が、引用であったことは、
この原稿どうする?-1【著作権と引用】 - 言霊の力~KOTODAMA POWER~
で書きました。
著者と相談の上、引用部を減らしつつ、引用部を明示しながら編集・校正を進めています。
しかし!
原稿を読み込んでいくと「あれ?」「あれあれ?」というところが、次々と現れるのです。
これ、引用じゃない?
あ、これも、引用?
えっと、ここは著者の言葉…だよね。
そのたびに、「ここは、引用ですか?」「どの文献からですか?」「著者や発行年月日わかりますか?」「上下巻、どちらですか?」みたいな確認をするわけです。
そもそも「言霊原理」を、多くの人に知ってほしい、という善意の本です。
著者は、引用した著書と、その著者を「神だと思っている」そうです。
しかも、その「神だと思っている」本の内容は、すべてオンライン上に、pdfが無料公開されている。
公開の意図は、この原理をどんどん広めて、世界平和に貢献したい、ということなんですね。
だから、どんどん引用している…。
いやいやいや…。たしかに、そうなんですよね。
「言霊原理」を学び、研究・普及に専念していらっしゃる、サイト運営者や著作権者の方々から、著作権侵害で訴えられる、ということは、なさそうな気がします。
なさそうな気はするけれど。
やはり、著者のマナーとして、著者の文章と引用部をはっきりさせることだけは、いい加減にしたらダメだと思うわけです。
相手の善意に乗っかるときこそ、こちらが丁寧な気持ちで向き合う必要がある。
…というわけで、まだまだ「引用部もぐら叩き」が、続いているのです。
勝手に変更していませんか?
で、引用部が確認できた。
が、次の問題があります。
引用部の中に「注」とか、入っていたりするのです。
難しい漢字のあとに(ふりがな)が、入っていたりするのです。
うーん、これは…。
引用元の原文通りなのか、著者が挿入したのか、どうもはっきりしない場合があって。
これも、ひとつひとつ、確認をお願いしています。
ありがたいことに、お返事は、すぐに返ってきます。
が、あまりの早さに、「本当に確認しました?」と、思ってしまうことも、ないわけではなかったりして。
その原文というのは
さて、著者が神と崇める本と、その著者をご紹介します。
小笠原孝次著「言霊百神」「言霊精義」「言霊開眼」
岡本天明著「ひふみ神示」
植芝盛平著「武産合氣」
藤平光一著「氣の威力」
成田新十郎著「円和の合氣道」
他にも、島田正路氏の遺稿を元に発行された「会報」というのがありまして。
著者は1994年から、およそ30年にわたり、これらの本を神として、言霊と氣を学んできたわけです。
そして今の、著者のお気持ち↓↓↓
合氣神道と合氣整体(施術)に応用できる実践の理論の作成が出来たと思っています。
もう、私にできることなら、なんでもやらなくちゃ!
…と、思ってしまうわけです。
もう、こうなったら
乗り掛かった舟、という言葉がありますが。
まさに、そんな感じです。
もう、原文を読むしかない。
読む、って、半端な量じゃ、ありません。
迷う。
迷うけど、少なくとも、引用部分だけは確認したい。
はー、ため息。
でも、やるしかないよね。