あい出版より新刊のお知らせです。
タイトルは「言霊原理が世界を創る~心・気・身体~」(2025年3月26日発売)!
難しい本ですが
はっきり申し上げて、これはとても難しい本です。
サッと読んだくらいでは、到底理解できるものではありません。
というより、もしかしたら、最後まで読み通すのは、苦しいかもしれません。
途中で挫折することも、十分予想されます。
しかし、やはりこの本を読んでいただきたいのです。
なぜなら、あなたが日本語を話す人であり、日本語で思考する人であり、日本語で感情を表す人だからです。
日本語には素晴らしい力があります。
あなたが日本で生まれ育ったのなら、あなたの日本語はより強い力を持つでしょう。
その力を活かす方法が、この本に書かれています。
言葉は神
「言葉は神なり」という言葉をご存知ですか?
「はじめに言葉ありき」という訳語なら、聞いたことがあるでしょうか?
新約聖書「ヨハネによる福音書」の冒頭です。
「まず言葉があり、人は言葉をもつゆえ世界を認識する」
つまり、言葉の重要性を説いたと解釈されがちですが、これは誤解です。
「世界原理=神の言葉」なのです。
さて。
言霊に関心のある人なら、島田正路の名前をご存知でしょう。
その著書によると、「(神の)言葉」とは「日本語」であり、「言霊」である。
「世界を創るのは言霊原理だ」
…と知ったとき、宮本先生は、ワクワク!ドキドキ!して、血が湧き上がるような感覚を抱きました。
すごいな!これは、ひとりでも多くの人に知らせなくては!
という情熱が、宮本先生の原動力になっています。
分かったような、分からないような…。
分かる人に分かればいいような、分からない人にこそ分かってほしいような…。
熱く語れば語るほど、分かりにくくなっていくような…。
編集者泣かせのテーマでした。
著者紹介
宮本茂和(Miyamoto Shigekazu)
1952年:香川県生まれ
1972年:大阪工業大学卒
1994年:心身統一合氣道会(元:財団法人「氣の研究会」)入会
1997年:合気道初段合格
2001年:氣の健康学院入学
2002年:合氣道指導員となる
2009年:氣圧療法士として赤馬氣圧療法室にて代替医療を開始
2017年:合氣道五段を拝命
2020年:言霊による合氣道「合氣神道」主宰
↓赤馬氣圧療法室のホームページはこちら
出版への思い
(本著、まえがき抜粋)
言霊の原理をこの世の中に明らかにされた、島田正路先生の著書「古事記と言霊」「コトタマ学上下」、小笠原孝次先生の著書「言霊百神」「言霊精義」「言霊開眼」は、私にとって神のような存在です。最初に受けた衝撃は今も変わらず、繰り返し読む度に、新しい学びがあります。
しかし、この大いなる智慧を、どうやって使えばいいのか?ということは、これらの本からは読み取ることができません。どのように心を使い、どのように実践すればいいのか?どのように、自分のものにしていけばいいのか?簡単には説明できないことです。
私自身は、合氣道の稽古と氣の施術を続けていたおかげで、氣について、なんとなく分かっていました。私なりに理解した氣の感覚と、言霊原理を結び合わせてみると、眼の前に現象が出てくる。これには本当に驚き、心も身体も震え、そしてワクワクしました。この驚きと感動を、一人でも多くの人に知ってもらいたいという思いが、本著の出版につながりました。
言霊原理という宝物を誰もが利用できるように、そのヒントを形にしたのが、この本です。私は言霊原理そのものを、完璧に知っているわけではありません。島田先生、小笠原先生のように、瞑想や神道禊祓の修練を重ねた方々とは違います。瞑想中の奇跡的な一瞬、この宇宙を俯瞰し全てがあると知る、というような経験したわけでもありません。
どちらかというと、そんな奇跡的な、そんな不可思議なことは、分からないなぁ、というのが私の正直な感覚です。お坊さんが苦行を続けて、やっと到達するような地点を、私が望んでいるわけでもありません。だからこそ、私のように特に霊的に敏感ではない人間が感じたことを、誰もが経験できるような形で紹介したいと思ったのです。
「合氣道の氣」と「氣の施術」を、言霊原理で理解して結びつけると、誰にでも使えるようになります。私が試した結果、施術でも合氣道でも、言霊原理が応用できると確信しました。なるべく現実的に、分かりやすい形で、お伝えしたいと思っています。ちょっと不思議だけれど、確かに感じられるものです。「あれ?氣を意識しながら手を当てていたら治ったよ」というような感覚。その奥にあるものを、私は説明したいのです。
言霊原理は、人間の心の中の構造を説いています。この本を読み進めるとき、「全ては自分の心の中のことだ」ということを心に留め置いてください。
自分の姿と、相手の姿の関係について説いていますが、実は全て、自分の心のことなのです。自分と相手とは、「自分が認識している自分」と「自分が認識している相手」であることを、いつも忘れずにお読みください。
「自分が認識している自分」と「自分が認識している相手」の間に働く、心のエネルギー。そのエネルギーによって、自分と相手の間に創り出される「物・事」が、言霊原理に則りやりとりされ、現象として現われるのです。
【受講者の声】
宮本先生主宰の「言霊原理講座」は、根強いファンに支えられています。
受講生の声をご紹介しましょう。
私の父が、無くなる直前まで先生の施術を受けていまして、その後、先生に合気道の指導を受けるようになり。ご縁があって「古事記と言霊」という本を教えていただきました。
初めて読んだときは、たくさんの神様の名前が出てきて、一行読むのにとても時間がかかるほどでした。少し進んでは、また前に戻る。なかなか進まないんですよね(笑)。
ところが、読み進めていくうちに、なぜか心が鎮まっていったんです。あんなにも…驚くほど…心が穏やかになる本に出会ったことはありません。これは、いったい何なんだろう?という驚きが、私と言霊の出会いです。
私には、言霊の原理を誰かに説明することはできませんが、とにかく読むことで、心が鎮まります。すごい本だと思いました。
説明できなくても、きちんと理解できなくても、言霊の原理そのものが、効果を発揮するのだと思います。
宮本先生の講座では、この原理を、私たちにも分かるように解説してくださるんです。何年学んでも、もっと深めたいという思いが深まるばかりです。
自分が求め続けていたものが、ここにあった、と感じています。
私は宮本先生から合氣道の指導も受けています。
もともと「氣」に興味はあったのですが、宮本先生のように、はっきり説明してくださる方は、なかなかいらっしゃいません。
書道に親しんでいたこともあり、日本語って、どうやって生まれたんだろう?ということにも興味がありまして。
合氣道の指導を受けながら、宮本先生からいろんなお話をうかがい、やがて「ヒフミ神示」を知ることになりました。
言霊と出会い、「言霊の原理」に触れ、「古事記と言霊」に出会い…だんだんと自分が知りたかったことに近づいていきました。
日本語と「氣」が結びつき、私の中の迷いがクリアになってきたんですね。
合気道で身体を使いながら、言葉との繋がりを深く感じます。
以前にも「氣」と心が身体を動かすと習ってきたのですが、その「氣」は一体なんなのか、はっきり分からないんですよね。
でも、「言葉がエネルギーを運ぶ」という言霊の原理を知ることで、何かピースがハマった感じです。
いわゆるスピリチュアル系な話ではなくて、ちゃんと「原理」がある、と知って腑に落ちたこともありますし、もっと知りたい、経験・体感したいという思いが強まっています。
宮本先生のお声を聴くことで、体に落とし込む効果もあると思います。
もうひとつ、言霊のことで、一番心に響いたのは「次元」についてです。
「次元」の違いを知ることで、あ、そうなんだと思って、争いの心がなくなりましたね。
日常的な人間関係において、「なんで分かってくれないの?」「なんでそんなこと言うの?」というストレスが消えていくんです。
相手と自分は、今、異なる次元にいることを知れば、相手を批判する必要もないし、自分を否定することなく、ストレスになりませんから…。
言霊とは何か
出版日を迎えた編集者(私)の個人的かつ正直な感想は、「分かる人には分かるが、分からない人には全く分からない本だなぁ…」ということです。
言霊とは何か?
「理論は分からないが、言霊の存在を感じる」私は、分かる人と分からない人の橋渡しができるのではないか?…と思っています。
言霊とは何か、を知りたい人にだけ、そっとお勧め!