ここまで、どうにか、やっとこさっとこ、たどり着きました!
言霊原理と、古事記と、ヒフミ神事と、日造神示と、合氣道と…。
その他いろいろ、あっちもこっちも、分からないなりに分かろうとして、分かったなりの原稿を整えました。
今、校正用の原稿が印刷されるのを、待っているところです。
引用問題
著者さんは、先達の著書を「神」と崇めていて、とにかく引用の多い原稿だったのです。
「神」である先達の著書を初めて読んだときの、驚きと感動と興奮は、何度繰り返し読んでも、変わらないのだそうです。
この驚きと感動と興奮を、一人でも多くの人に伝えたい!
…という情熱によって、原稿には、やや多すぎる引用が入っていました。
わかる、わかります、お気持ちは、わかります。
あの文章も、この文章も、みんなに読んでほしいんですよね。
でも、これは他者の書籍のレビューではなく、「著者さんの著書」ですからね。
著者さんの言葉で書いていただかないとね。
というわけで、12万文字の中に潜む、「引用もぐら」を叩き続けました。
著者さんオリジナル文章の中に、あっちからの引用や、こっちからの引用が、そーっと潜んでいますから、注意が必要です。
「あ、出た!」
「もしや、こいつもか!」
「ん?これも怪しい!」
全ての「引用もぐら」を、叩きだせたかどうか、まだわかりません。
マーカー問題
そして、マーカーがいっぱいでした。
1ページの文章の、1/3に黄色マーカーが引かれていたりするのです。
これは「マーカーは読者が引くものだ!」という私の独断と偏見により、すべて消すことを提案し、著者さんに了解をいただきました。
オリジナル画像は、講義ノートみたいで、ちょっと新鮮でしたけどね。
色の問題
あとね、「色」で説明しているところがある。
たとえば、「図の中にある赤い点線は....」とか、「表の中の黄色い部分は....」みたいな表現です。
ペーパーバックの原稿は、これでもOKなのですが。
Kindle出版の場合、読者がkindle専用端末で読むことになります。
kindle専用端末は、モノクロなので、「色」の説明をどうにかしなくてはなりません。
これは想定外の難問で、ちょっと悩みました。
塗りつぶしのパターンを変えたり、図を作り直したり…。
繰り返し問題
オリジナル原稿には、同じ図が11個も入っていました。
「天津菅麻音図(あまつすがそおんず)」という、言霊業界では超有名な五十音表です。
とてもとても、とても大切な図なのです。
この図に対する著者さんの思いは、とてもとても、とっても熱いのです。
でも、このままだと、未来の読者には暑苦しいのではないかしら?
どれを残すか削るか、これも悩みました。
もうひとつは「構えが大事」という表現です。
合氣道において、また氣の施術において、下肚を意識した最初の構えが非常に大切。
なので、オリジナル原稿には「構えが大事」という言葉が、なんと41回ありました。
これは…今のところ、そのままにしてあります。
このままいくか、新たな提案をすべきか、悩み中。
取材問題
原稿だけでは伝わらない著者さんの魅力を、巻頭に盛り込みたい。
言霊原理講座の様子、受講者の写真や感想、氣の施術風景、合氣道の稽古の様子。
著者さんの、素のおしゃべり。
などなどを取材することになっているのですが、とにかく原稿をまとめるのに、やっとこさっとこで、日程も決まらぬまま。
校正用の原稿は、取材ページを白紙のまま印刷することになりました。
表紙デザイン問題
まぁ、色々ありまして、まだまだ決まっていません。
天御中主神(あめのみなかぬし)を渦で表すこと。
渦の中心から、言霊の霊駆り(ひかり)が放射していること。
迫力があり美しいものであること。
もう、これは私の手にあまります。
デザイナーさんにお願いして、ご希望に合う画像をつくってもらいましょう!
…とご提案しましたが、費用の関係で却下。
引き続き、無料画像や、廉価で使える画像を探しております。
校正用の原稿が届き、著者さんにお送りして、それからまた、きっと色々あることでしょう。
束の間の、やすらぎ。