言霊の力~KOTODAMA POWER~

人生を豊かにするコトダマ鑑定&出版サポート

【この原稿どうする?-2】マーカー・太字・アンダーラインなど

現在、出版サポートで編集している原稿は、全12万文字。

「心」と「氣」と「身体」そして「言霊の原理」について解説した作品です。

 

この原稿については、こちらの記事にも書いています。

aipub1.com

 

 

blogこの原稿どうする?【マーカー・太字・アンダーラインなど】

今日は、マーカー・太字・アンダーライン・斜め文字について考えてみましょう。

 

本は読者のもの!

思い入れの強さ、深さは、分かります。

読者に「どうしても伝えたい」という熱意も理解できます。

 

でもね…。

一頁の大半に、黄色マーカー…っていうのは、いかがなものでしょうか。

 

なんか「うわー!」って感じに、なりませんか?

 

ここも、あそこも重要なんですよね。

はい、分かります。

 

分かるけど、ちょっと苦しい。

っていうか、自分で読んで自分の心に響いたところに、自分でマーカーつけたいんですけど。

 

本は、読者のものです。

講義ノートのコピーならともかく。

 

本は、読んで、感じて、自分なりに理解したい。

読みたいところだけ、好き勝手に読みたい。

 

「ほれ!ここ読め!」とは、言われたくない。

言われてないけどね。

言われているような、気分になりそうな…気がする。

 

…というわけで、あい出版のサポートでは、原則として以下のようにお願いしています。

  • マーカーなし。
  • アンダーラインや斜め文字も、できるだけ少なく(ただし、引用部分を識別する場合はOK)。
  • 本当に強調したい部分や、見出しを太字にするのはOKです。

 

図・表・イラスト・写真について

文字だらけだと、読むのが苦しいことがありますよね。

 

内容をより分かりやすくするための図表や写真、イラストなどは、あった方がいいです。

 

また、イメージを膨らませるための画像も、おすすめ。

 

でも、あちこちでよく使われているフリー画像は、なるべく避けましょう。

なんとなく、薄っぺらい感じになりかねません。

 

図表や写真などにも著作権がありますので引用する場合は、ルールを守ってくださいね。

 

Googleレンズで検索すると、同じ画像がどこでどんな風に使われているか確認できます。

 

「素敵!」と思った画像が、どこかの国の「怪しいサイト」に使われていることもあるので、注意が必要です。

 

言葉に想いを・言霊の力

ノウハウ本とか、教則本とか、レシピ集とか…。

今、ここんとこサクサクっと知りたいんだよね。

 

…という読者のための本ならば、マーカーやアンダーラインがいっぱいでもいいんです。

 

もし愛とか感謝とか、思い出とか夢とか、何か自分の本質に関わる本を出版するなら。

やはり、言葉そのものにエネルギーを注ぎ込まなくてはなりません。

 

電子書籍にも、印刷された書籍にも、ちゃんと言霊の力を注ぎ込むことができるのです。

 

あなたの、めいっぱいの想いを、どうぞ言葉にしてください。

 

まえがき

この原稿どうする?

何度読み返しても「まえがき」に何が書いてあるのか分かりません。

 

そもそも難しい内容を予備知識のない人に広く知ってもらいたい…という本なのですが。

 

正直なところ、読んだ途端に逃げ出したくなるような「まえがき」でした。

 

もちろん「表紙デザイン」「タイトル」は大事です。

 

「表紙デザイン」「タイトル」をチラッと気にしてくれた人が、読者になってくれるかどうか。

 

ここが「まえがき」の仕事です。

 

「ふーん」で終わるか。

「え?」となるか。

 

「ちょっと面白いかも」→「読んでみようかな」→「買っちゃおう」という流れに乗ってもらえるかどうかは、「まえがき」で決まるのです。

 

たとえば

「あなたは、こんなことに悩んでいませんか?」

「あなたは、今まで色んな解決方法を探してきましたよね?」

「でも、解決しなかったんですよね?」

「新しい解決方法を、知りたくないですか?」

「この方法で、解決した人のことを知りたくないですか?」

 

こんな気持ちで「まえがき」を書いてみると、良いかもしれません。

 

あとがき

「まえがき」に比べると「あとがき」は、気楽なものです。

 

もう、読んでもらった「あと」ですからね。

著者が書きたいことを、書きたいように書いていただいてOKです。

 

ただし、ここまで読んでくださった読者の心にじんわり響くようなイメージ。

 

「あぁ、やっぱり、この本を読んで良かった」と思ってもらえるような。

…そんな感じです。

 

「あとがき」が、家族や出版関係者への「謝辞」になっているケースもあります。

 

それも、ありですが。

 

何より誰より未知の読者への感謝を「あとがき」に込めていただきたいと思います。