「嫌いな人を好きになる」シリーズ最終回です。
ネガティブ感情を抱くとき、意識せずに言葉を使っています。
感情は、言葉なのです。
言葉を変えることで、感じる内容も変わっていきます。
すぐには変わらないので、コツコツ練習するわけです。
余計なお世話
ネガティブな感情を引き起こす言葉を、よりポジティブな表現に置き換えることで、感情的な反応を変える試みです。
次の練習問題を、ポジティブ化してみてください。
1:余計なお世話
2:なんて酷いこと言うの!
3:あなたなんかに分からないよ
回答例は、こんな感じ。
1:気にかけてくれてありがとう
2:驚いた
3:私のことは私が知っている
嫌いな人に対する感情的な反応が和らぎ、穏やかな気持ちでいられることを目指します。
また、感情が湧き上がった瞬間に、ポジティブな言葉を心の中で唱えることで、感情の沈み込みを浅くする効果もあります。
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私が悪いの?
練習問題は、こちら。
1:私なんかどうでもいいんでしょ!
2:私が悪いっていうの?
3:何で私にだけ意地悪するの?
回答例です。正解はありません。あなたの気分が楽になる言葉を探してください。
1:何か良い考えある?
2:問題点はどこ?
3:私のことが気になるんだね
ネガティブな言葉の背後にある感情を想像するだけで、相手の感情が和らぎ、自分の感情にも余裕ができます。人間関係の改善には、自分の精神的な余裕が不可欠です。
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お金の亡者
なぜ、あの人の、あの言動が嫌いなのか?本当は何が気になっているのか?自分の感情と、相手の感情の背後にある理由を考察してみましょう。
今日の練習問題は、こちら↓↓
1:お金の亡者
2:偉い人に媚びる
3:お金がない人をバカにする
自分の好き嫌いや評価を除外し、相手の価値観を、そのまま言葉にするのがポイントです。
1:お金が大事なんだね
2:その人に好かれたいんだね
3:お金のある人が好きなんだね
人それぞれ、ってことです。
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最悪!
不快な感情を抱くとき、脳内では不快な言葉がリピート再生されています。
この音声波動を遮断するには、新たな言葉で上書きするのが効果的。
練習問題は、上級編です。
1:最悪!
2:ムカつく!
3:バカみたい!
たとえば、こんな言葉はどうでしょうか?
1:あとは良くなるだけ!
2:刺激的!
3:びっくりした!
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まとめ
はい、これで終了です。レッスンお疲れ様でした。
特にお伝えしたいことは、こんなことです。
・「嫌いな人」と「嫌いなポイント」を分けること
・「嫌いな人」が気にならなくなると、人生が楽になること
・「ネガティブ感情」は「ネガティブ言葉」とセットになっていること
・「ネガティブ言葉」は「ネガティブ感情」を暴走させるエネルギーになること
・「ネガティブ言葉」は「ポジティブ言葉」で上書きできること
・「ポジティブ言葉」が「ポジティブ感情」をつくること
・「ネガティブ感情」には、「驚き」の言葉で対処すること
・「ありがとう」は、万能の「ポジティブ言葉」であること
・「嫌いな人」は、実は、あなたに何かを知らせるために現れた天使
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