言霊の力~KOTODAMA POWER~

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人間関係と心の悩み・ミニ・エッセイ集21

 

 

言葉の暴力

他人の言葉に傷つけられて、グッと我慢した経験はありませんか?

言葉は見えないし、傷から血が流れたりしないので、我慢していれば消えるような気がします。

でも、これは誤解なのです。

見えない傷は、見えない血を流します。

刃物を振り回している人がいたら、とりあえず逃げますよね?

その刃物に触れてしまったら、止血しますよね?

傷が回復するまで、静かにしていますよね?

心の傷も、同じです。

傷つける言葉を発する人から、とりあえず逃げましょう。

傷口を洗い、保護し、回復を待ちましょう。

見えないからって、無視したらダメです。

見えない傷こそ、丁寧に癒し、回復まで休憩が必要です。

 

クヨクヨのススメ

クヨクヨしたって、どうにもならない。

…と言われていますが、どうでしょうね?

「クヨクヨ」を言霊・数霊的に見てみましょう。

「クヨ」は、新しいものを受け取るための、土台をつくるエネルギーです。内面的な葛藤を土台に、素敵なものを創り出す力とも言えます。

「クヨクヨ」=「クヨ」+「クヨ」です。

心の隅っこや、心の奥底には、小さいけれど気にかかる闇や影があるはずです。

これらが「クヨクヨ」のタネですね。

タネに優しく丁寧に水を注ぎ、陽の光にあてると、「クヨクヨ」は新しい力を蓄えます。

「クヨクヨ」と仲良くすると、素敵なエネルギーが湧いてきます。

「ワクワク」の元ネタは、「クヨクヨ」の力でした。

クヨクヨしたって、どうにもならない?

違いますよね。

クヨクヨしたから、ワクワクを感じられる。

というわけで、クヨクヨしたって、いいんじゃない?

 

希望と期待

いくつかの辞書で「希望」を引くと

 

「希望」とは

1:あることの実現を願うこと。また、その願い。

2:将来への期待。

3:明るい見通し。

という語釈が出てきます。

辞書的には、希望は期待でもあるらしい…。

以下、私見ですが。

希望と期待は、まったく違うと思うのです。

私の中にあるのが希望で、私が外に押し出すのが期待。

心の中で相手の変化を願い続けることは、希望になりえます。

しかし、相手の変化を期待するのは、押しつけや執着かもしれません。

希望が希望である限り、そこに怒りや失望は生まれないはずです。

相手の言動に怒りを感じるなら、そこにあるのは希望ではないかもしれません。

では、「希望」と「期待」を言霊・数霊から見てみましょう。

 

「キボウ」の言霊・数霊エネルギー

「現実を客観視する」
「見えない力」
「再生」
「可能性」

 

 

「キタイ」の言霊・数霊エネルギー

「分割」
「感情」
「相互の影響」

 

期待は心の闇にフォーカスするのに対し、希望は心に光を当てることにもなります。

ちなみに、「期待」を辞書的かつ私的に解釈すると…

「こうなってほしい」

「こうなるだろう」

「こうなるはずだ」

「こうならないと許せない」という心の動き。

結果はどうあれ、期待して待つより、希望を胸に待つほうが、なんかいい感じです。

 

迷惑ギフト

身の回りのものは、シンプルであればあるほど嬉しい私。

配色でいえば、白と黒+赤が好きです。

幼い頃、花柄の服を与えられると、「やだな〜」と思った記憶があります。

彼氏から誕生日に「ピンクのスエード」+「ゴールドのチェーン」のブランドバッグを贈られたときも、「やだな〜」と思ったこともあります。

いただき物が好みに合うことが、あまりに少ないため、人に物を贈るのが苦手になりました。

相手に好意を示そうとした結果、「やだな〜」と思われるのは「やだな〜」ということです。

でも最近やっと、この感覚の傲慢さに気づきました。

贈り物は、物に価値があるのではなく、贈る人の好意が「ギフト」ですからね。

受け取る側の好みに合うかどうか、気の利いた選択かどうかは、好意には関係ないのですよね。

若い頃は、なんで私にピンク?

私のこと、全然わかってないのね、と相手を責めていた。

好みに合う物を選ぶには、センスも必要だけれど、ある種の器用さが必要です。

器用さと、好意を、混ぜこぜにしていた私…。

物は物でしかないけれど、贈り手の気持ちそのものが「ギフト」。

というわけで、迷惑ギフトは、嬉しいギフトになりました。

 

人生を変えてくれる人

「あの人のおかげで、人生が変わった」という話を見聞きすることがあります。

素晴らしい出会いによって、人生が激変することも、ありますね。

先日「きっと誰かが、私の人生を変えてくれるはず」と信じている方に会いました。

うーむ…。どうだろう…。

白馬に乗った王子様を待っている感じですよね。

※ここでいう「王子様」とは、恋愛や結婚の相手に限りません。この方の場合は、ビジネスパートナーが現れるのを待っています。

期待は妄想になりかねず、脳内王子様は美化されがち。

結果として、やっと目の前に現れた王子様に気づかず、すれ違ってしまうかも。

王子様を待つ人が今すべきことは、自分を変えてくれる自分になること。

自分の人生を変えてくれる人は、やっぱり自分。

どんなに素晴らしい出会いがあっても、それに気づくだけの自分を育てておかないとね。

機嫌よく、少しずつ自分の魂を磨いておけば、期待以上の素晴らしい出会いが、ひょいっとやってくるような気がします。

 

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