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人間関係と心の悩み・ミニ・エッセイ集19

 

 

悪意を受け取らない方法

精神的に追い込まれると、身動きがとれず出口も見えず、とても苦しいものです。

こんなに苦しいのは、あの人の、あの言動のせいだ。

…と捉えている限り、ここからは逃げられません。

あらゆる因果の、因(直接の原因)が他人にあったとしても、果(間接の条件)は、自分にあります。

なぜなら、因(直接の原因)を、どう捉えるか(間接の条件)は自分が決めているからです。

たとえば相手の不愉快な言動の、元にあるものを、どう捉えるか。

 

・自分への攻撃

・自分への嫉妬

・自分への恐怖

・自分への興味関心

・相手の自己否定

・相手の自己満足

・相手の不安恐怖

・相手の迷い

…などなど、捉え方は自分次第です。

 

相手の悪意を自分の心に響かせるから、悪意を受け取ってしまう。

心に響かせなければ、悪意の元は相手に還っていく。


受け取らなければ、すべての悪意は相手に戻る。

…という意味の言葉を、お釈迦様が残しています。

 

人間関係に悩み、結果として心身の不調を抱える人は、たくさんいます。とても辛いことだと思うのですが。受け取る、と決めたのは、やはり自分。

相手の悪意を心に響かせ、その影響力を拡大し、自分の心を満たしているのは、自分なのです。

自分の苦しみの原因が、他人にあると思う限り、心も身体も弱っていきます。どんどん自分を追い込み、追いつめていきます。

どうか「受け取らない」ことを、意識してください。

心の中で、両手を広げ、前に突き出し、拒絶のポーズをとる。

心の中で「受け取らない!」「お返しする!」「笑顔!」とつぶやく。

今の、このピンチを突き破るためのヒントです。

 

もう、あきらめよう

諦める、という言葉から、どんな印象を受けるでしょうか?

 

もうダメ。

どうせムダだし。

やっぱり無理だった。

諦めるしかないよね。

…という、ネガティブな感じに使われることが多いですよね。

 

これ、勘違いです。誤解です。

 

語源的解釈「あきらめる」

「明るくする」

「目で見てはっきりさせる」

 

 

言霊的解釈「あきらめる」

「感情を優先する心の状態が、外側にも内側にも広がる様子」

 

 

数霊的解釈「あきらめる」

「感じる力」


「前進するエネルギー」

「心満たされる」

 

 

仏教的解釈「あきらめる」

「偏りのない視点から、物事や心の状態を、はっきりと把握すること」

 

 

古代龍体文字的エネルギー

「意識を高め、痛みや過剰な反応を和らげ、回復に向かう」

※以上、全て個人的な理解です。

 

というわけで、諦めるのは、とても大切なことです。

 

「あきらめ」とは

冷静に、客観的に、公平に、今の自分の気持ちや状況を見ること

 

視点が極端に偏っていたり、自分の思い通りにならないことを思い通りにしようとしたり。

「あきらめ」がつかないから、悩みを、悩み過ぎるんですね。

 

ちゃんと「あきらめ」ると、悩みは、悩む必要のない当たり前のことだったりします。

どんどん、あきらめましょう!

 

優しい人とは

意地悪な人に意地悪されると、こちらも意地悪な気持ちになります。

優しい人に優しくされると、私も少し優しくなるような気がします。

相手の優しさが染み込み、自分の中にも小さな優しさが生まれるのかもしれません。

いつでも誰にでも優しく、なんて、できっこないけど。

誰かに少し優しくすることは、相手のためだけではなく。

自分の心に優しくすることだと思う。

優しい人間でなくてもいい。

見栄でも体裁でもいいから、誰かに優しくすることが、自分を優しい人間にするプロセスなのかもしれません。

 

家庭と仕事、どっちが大事?

「家庭と仕事と、どっちが大事なの?」

という言葉は、もはや古典の領域かと思っていましたが、まだまだ現役のようです。

ある相談者さんの話。

夫は仕事優先で、家庭を大事にしてくれない。


「家庭と仕事と、どっちが大事なの?」と聞くと、「どっちも大事」と答えるが、仕事が大事だとしか思えない。

 

どうしたら家庭を大事にしてもらえるか?

困ったなぁ。

旦那さんも、きっと困っているだろうなぁ。

「家庭」とは何か?「仕事」とは何か?

「家庭」と「仕事」は、比べられるのか?

…という疑問はさておき、「家庭の方がが大事」あるいは「仕事の方が大事」という答えには、意味がありません。

なぜなら「家庭と仕事と、どっちが大事なの?」は質問ではなく、「私を大事にして!」という叫びだからです。

夫は自分を大事にしていない。残業も増えたし、会話は減ったし、今年の結婚記念日は出張だったし。

自分に飽きたのか?浮気してるのか?

疑いの心が大きくなり、つい夫を責めてしまう。

夫はますます、口数が減る。

…さて、どうしましょうか?

 

相談者さんが大切にしてほしいものは、「家庭」ではなく、「私」なんですよね。

もっと私を大切にしてほしい、ってことなんです。

 

では、どうすれば良いのか?

 

1:素直になって

まずは自分の気持ちを素直に認めることですね。

自分は夫に、もっとかまって欲しいんだ、ということを。

 

2:かまわれたいポイント

どう、かまって欲しいのか、を自分なりに整頓します。


かまわれていない、と思うポイントは?

・会話レス

・セックスレス

・ボディタッチレス

・アイコンタクトレス

・男女感レス

…思い当たることは、ありませんか?

SNSやテレビ、子どもの話題しかないとか。

二人で外出する機会がないとか。

記念日や誕生日を祝ってくれないとか。

具体的な不満をリストアップしてみると、何かが見えてきます。

 

3:相手の状況確認

夫の状況を整理します。


かまわれなくなる前の夫と、今の違いは何か?
・職場のストレス
・体調不良
・収入の増減
・親の問題

…思い当たることは、ありませんか?

自分の不満をいっとき横に置き、夫の現状を観察してみてください。


妻をかまう余裕がないだけかもしれません。

 

4:ここ、大事!

あなたの状態はどうですか?

 

あなたは、今のあなたが好きですか?

 

以前、夫が愛したあなたは、今ここにいるでしょうか?

 

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