先日、あるご夫婦の相談を受けました。
夫38歳
妻36歳
長男12歳
次男10歳
4人家族
息子たちが、ゲームと自転車とフットサルに夢中で勉強しない
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本当の悩みは他にありそうな気配です。
さて、子どもの勉強について、いつも思うことを書いてみます。
「勉強は、しないより、した方がいい」
「勉強することは、人生の選択肢を広げる」
「選択肢がないと、苦しい人生になる」
…というのが、世間の常識です。
わかる。わかります。世間的には正しいのかもしれない。
相談者・妻も
「選択肢が多ければ、幸せになれる確率が上がる。選択肢を増やすためには、やっぱり勉強した方がいい。私も旦那も勉強が嫌いだったから」
…と考えているようです。
お二人とも、勉強が嫌いだったのね?
だから選択肢が少なくなったのね?
それゆえ、幸せになれる確率が下がってしまったのね?
で、今は幸せではないのね?
…とは言いませんが。
まぁ、どうやら、そういうことなんですよね。
家族4人元気で、夫婦共に仕事があって、息子たちも好きなことができる。とりあえず生活の不安もない。だけど、なんだか心地よくない。
本当の悩みごとは、夫婦関係なのでしょう。
さて、実際のところ「選択肢は多い方がいい」のでしょうか?
選択肢が多いと、幸せになれる確率が上がるのか?
幸せになれる確率が上がると、幸せになれるのか?
今、自分は幸せなのか?
今、幸せでないのなら、それは選択肢が少なかったからなのか?
今、幸せであるなら、それは選択肢が多かったからなのか?
今、自分は幸せだと感じられるのか?
その感覚と、選択肢の幅には、なんらかの関係があるのか?
選択肢なんか、なくても、幸せな人は幸せです。
数限りない選択肢があっても、幸せを感じられない人もいます。
もしかしたら、「選択肢」は多くなくてもよいのでは?