今回は「陰徳(いんとく)」について、お伝えします。
徳とは
「徳」とは、心を鍛えて身につけた、品格とか品性といったものです。
生まれつき「徳」をもつ人は、心を鍛えて、更に高い「徳」を身に着けていきます。
私たち普通の人は、しっかり鍛えないと「徳」は身につきません。
陰徳と陽徳
「陰徳(いんとく)」というからには、「陽徳(ようとく)」もあるわけです。
ものごとには、両面があります。
人に知られるような徳
人に気づかれない徳
霊感磨きの観点からみると、陰徳は、陽徳より、ポイントが高いのです。
もちろん、人知れずゴミを拾って陰徳を積んだのに、たまたま通りがかりの人に褒められることもありますね。
大丈夫。これは、陰徳ポイントです。
陰徳は良心、良心は内在神
「褒められたい」「評価されたい」と考えず、ただ自分の良心に従う行動が、陰徳なのです。
「良心」とは、「内在神」。
「内在神」とは、自分の中にある神様的な存在。
私たちが罪悪感や後悔を感じるのは、内在神が「おいおい!」「それ、いいの?」「ちがうんじゃない?」と、胸をツンツンしてくれるからです。
良心の言う通りに行動していると、内在神は喜んで、私たちを「ごきげん」にしてくれます。
ごきげんよう
本当に「ごきげん」なときは、意識しなくても徳のある行動をしています。
自分の良心(内在神)と共に、徳のある行動を続けるのが、「陰徳を積む」ということです。
誰も見ていなくても、誰にも褒められなくても、陰徳は、とっても気持ちがいいのです。
人前で褒められるよりも、自分の中にいる神様に「オッケー」と言ってもらう方が、もう、格段に嬉しいことなのです。
そして、陰徳は、霊感磨きのコツのコツでもあります。
見返り不要
陰徳は、見返りを求めない行動です。
これをやったから、これをしてもらう、と考えないことです。
打算がないから、執着もない。
謙虚で、落ち着いていて、偏見がなくて、悪口や愚痴を言わなくて、いつもごきげんで、ありがとうの気持ちがあふれている。
霊感磨きに必須の「畏敬の念」「恭順感情」がないと、陰徳は積めないんですね。
毎日は無理でも、ときどき陰徳貯金をしておきたいものです。
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心に深く染みわたる音
広い世界・周囲の人々と深く繋がる力
生命の静かな輝き
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