「気」の話
前回はオーラの話をしました。
感覚的にはオーラとよく似ているともいえるので、今回は「気」の話をしてみます。
古代の中国では、あらゆるものが「気」でできている、という考え方がありました。
今なら、素粒子とか量子みたいなニュアンスでしょうか。
見えないけど、確かに存在するもの、ですね。
エネルギー、と言ってもいいかもしれません。
東洋医学と漢方処方
東洋医学の分野では、「気」を形成するのは、食物と空気だと考えられています。
食べたものを消化・吸収し、呼吸によって空気を取り入れることによって、「気」ができるというわけです。
体調や気分が悪いときは、「気」の状態が悪いと捉えます。
たとえば…
「気」が不足すると、疲れやすく、だるくなる。
これが、気虚(ききょ)の状態ですね。
漢方薬なら人参養栄湯(にんじんようえいとう)がいいですよ、とか、穀物をしっかり食べなさい、ということになります。
「気」がうまく流れていないと、身体の上の方に溜まりすて、ストレスを強く感じます。
これが気滞(きたい)。
加味逍遙散(かみしょうようさん)や、香味野菜(ネギ・ミョウガ・セロリなど)を勧められたりします。
「気」は「物質」なので、「物質」を補うことによって「気」が増えたり、流れたりする、という考え方ですね。
また、「オーラ」も「物質」として捉えることができます。考えてみましょう。
「光子(こうし)」
「光量子(こうりょうし」
という測定可能な「物質」として、オーラを研究している人々もいます。
「気のせい」と「気のおかげ」
さて、「気」が物質かどうかは、ともかく。
私たちの心の中には、いろんな「気」があります。
やる気
本気
根気
元気
勝気
弱気
狂気
気分
気配り
気掛かり
気詰まり
気心
気うつ
気まま
気合い
気後れ
どれも、見えないけれど、たしかにそんな「気」はありますね。
どれも、自然に湧き上がってくるものです
「気のせい」と「気になる」
特に大切なのは「気のせい」と「気になる」です。
「気のせい」とは、思い過ごしや勘違いでは、ありません!!
「気になる」ことを、スルーしては、なりません!!
「気のせい」と「気になる」は、霊感に、とても近い感覚です。
「気」のおかげで、認識できる、ということ。
「気」と一体化する、ということ。
発音(抑揚)を変えてみると、分かりやすいかもしれません。
✖:気(↓)の(↑)せい
〇:気(↑)の(↓)せい
✖:気(↓)に(↑)なる
〇:気(↑)に(↓)なる。
どうですか?
ちょっと感じが変わりませんか?
「オーラ」も「気」も、見えないけれど、とても大切なものです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
エネルギーの流れを表す音
人生を豊かに生きるための力
感動・感謝・癒しの力
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー