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【不登校児は天才です】TOMOKO著書の紹介

学校に行かないと、だめですか?
みんなと仲良くしないと、だめですか?

いいえ、だめではありません。
だって、あなたは天才だから。

 

 

【不登校児は天才です】TOMOKO著書の紹介

TOMOKO著書【不登校は天才です】をご紹介します。

 

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不登校という名の天才児たちへ
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この本を出版した理由

わたくしTOMOKOは、不登校児でした。

当時は、登校拒否と呼ばれていました。

 

心理カウンセラーの仕事として、なぜか不登校中のお子さんや引きこもり中の方のお母さん達からご相談を受けるのです。

 

私が関わったケースでは、お母さんのマインドセットがちょっぴり変わるだけで、劇的と言えるほどに状況が好転していきました。

 

学校に行き始めた。

外に出られるようになった。

 

…という好転では、ありません。

 

そのままで良い。

ここにいて良い。

 

安心して「ここ」にいられる。

ただ、それだけが全てなのでした。

 

その全ての鍵を握るのは、母親という存在でした。

 

不登校や引きこもりを選ぶ勇気のある本物の勇者たちは、現代社会において弱者のように見えます。

 

しかし。

自分の生きざまを、自分なりの方法で主張・体現する勇者なのです。

 

「生活基盤をどうするのか?」

「うちの子にホームレスになれというのか?」

 

「あなたに、私の苦しみが分かるわけない!」

「社会福祉を馬鹿にするな!」

 

非難や批判の声は、覚悟の上でしたが、やはりこの本を出版するか否か迷いました。

私の母も私の扱いには、ずいぶん苦労したでしょうし。

 

母親となった私も、幼稚園に行きたくないと泣き叫ぶ息子を引きずって幼稚園バスに乗せた過去があります。

 

まわりの人と同じように普通に、穏便に…と願う母親たち。

 

こんなもの書いて、何の役に立つのか…。

書いては消し、また書いては放り投げ…を繰り返す。

 

すると必ず神やんが、夢の中に現れお尻を叩く。

もう逃げられない、と思いました。

 

どうか、お子さんの特別なきらめきに気づいてください。

それだけが、神やんと私の願いです。

 

出版してみたら…驚きの反響

電子書籍を出版したところ、引きこもり当事者のお母さんからお手紙をいただきました。

 

「悩みは変わらないけど、このまま息子と共に生きていけそうな気がする。」

 

私、嬉しくて、泣きました。

鼻水ダラダラでした。

 

他にも、いくつか感想をいただきました。

自著、30作目にして初めての体験です。

 

もちろん、お叱りの言葉もあったのですけれど、こんな形で読者さんと深くつながることができて望外の喜びです。

 

その後、ペーパーバック出版にあたり、ご了解いただいた方の感想を掲載しました。

その一部をご紹介します。

 

「うちの息子は30代で、不登校、引きこもり歴が長く、学校に行ったのは小学校と大学だけ(大検で大学受験したのです)。

 

彼は感受性が強いから世間の毒に耐えられないのね。仕方ないよね。親の私も変わり者だし、育て方も変わっていたから、それが良くなかったのかも。ごめんね。今までの私は、そんなふうに思っていたのです。

 

この本を読んで、仕方がない、というのは、彼を否定していたことに気づきました。言葉で彼を責めなくても、私の心が、彼の状態を良しとしていなかったら責めてるのと一緒です。そばにいる私が、彼の味方ではなかったのです。

 

『よく、その選択をしたね。勇気あるよ。偉いよ』と言ってくれる人がいる。この世の中に応援してくれる人がいる。

 

世間からダメな人間と思われ、自分自身もそう強く思っている彼にとって、それはどんなに救いになるでしょう。きっとそれだけで生きていけることでしょう。

 

そして、私もその言葉に救われています。私も彼の応援団になれる。仕方ないじゃなくて、それが良いんだよって言える。」

そして私も、この方の言葉に救われました。

神やんは、きっとこの方を救いたくて私を使ったのだと、今は思います。

 

まえがき

試し読みの方にもご理解いただけるよう、冒頭でお伝えしておきます。

不登校・引きこもりの専門家・識者による根拠や裏付けは、本著に書かれていません。

論文でも学術書でもなく、もちろん文学でもありません。

 

本著は不登校または引きこもりという状態が、ひとつの素晴らしい生きざまであることを伝えようとしています。

 

著者の

「不登校児童向けの居場所づくりに『ちょっぴり』関わった」

「引きこもり支援民間団体の代表者を心理的に『少々』サポートをしている」

「不登校・引きこもり当事者とご家族に『何度か』インタビューした」

「自身が『一時期』不登校・引きこもり当事者であった」

といった経験がベースになっています。

 

医療機関を含め、早急に外部支援を必要とするケースが多々あるのは承知しています。

一方で、心優しく誠実で才能豊かな人たちが「不登校」「引きこもり」という名札をつけられている、という事実もあるのです。

 

支援活動に尽力されている方からは「なにを、呑気なことを!」とお叱りを受けるのは覚悟の上です。

しかし、支援すべきではない、支援を必要としない「不登校」「引きこもり」がいる。

その存在は、これからの世の中を支える重要な役割をもっている。

ということをお伝えするために書いています。

 

コロナ禍を経て、世の中の「普通」が、実はひどく偏っていたり、冷静になれば狂気の沙汰であったりすることに、気づき始めた人も多いことでしょう。

まわりを見ることは大事です。しかし、まわりに振り回されてはいけません。

 

まわりを見て、それから自分の心を観察する。

自分の心がそちらへ向かって微笑むなら、素直に従うことです。

 

心が苦しむ方へ進んではなりません。まわりが何と言おうとも。

親や先生が怒鳴ろうが泣こうが脅そうが、従ってはならないのです。

 

変わり者であることは、個性です。

堂々と、変わった人でいてください。

 

そのままでいいよ、と言ってくれる人が必ずいるから、そういう人を探してください。

こういうとき、インターネットは大変ありがたい助けになります。

 

色んな人が、色んなことを言っています。

どんなことにも必ず、賛成意見と反対意見があるものですし、一方的な意見は危険です。

 

さまざまな意見・視点・見方・考え方を見渡すことが大切です。

絶対的な正解はありませんから、今の自分にしっくりくる意見を参考にすれば良いのです。

 

これは、ひとりの人の、ひとつの意見です。

 

※本文中のケースは実話をもとにしていますが、個人を特定されないよう設定を変えております。

 

もうひとつの、まえがき

本作の電子書籍初版後にいただいた読者様からの感想を、もうひとつの「まえがき」として追加することにしました。

 

私があれこれ書き連ねた文章よりも、ずっと、ずっと意味深いからです。

そして多くの方に、ぜひ読んでいただきたいと感じたからです。

 

※お名前は全て仮名です。読者様の了解を得て掲載しております。

※掲載許可はいただけませんでしたが、「親の気持ちを理解していない」という厳しい批判のお声もいただいていることを申し添えます。

 

山之内様(仮名)

これは、賛否両論がある内容でしょうね。

私は、支援活動を行っている者ですが、当事者もご家族も、学校もしくは職場への復帰を第一に望んでおられるケースがほとんどです。

私も、社会復帰が最善と考えますが、実際には復帰は難しいだろうという方もいます。

今回初めて、もしかしたら支援を必要としていないのかもしれない、という発想を得て、なるほどと思いました。

現実問題としては、何もしないという支援はありえませんが、マインドセットとしては一つの選択肢になりうるでしょう。

あくまで特殊な例として、支援者が知っておいて損のない情報だと考えます。

 

志帆様(仮名)

第3章に出てきた子は、まさにうちの子でした。

私はシングルマザー美容師で、うちの子もかなり変わってます(笑)

しかもグレーゾーンではなくて発達障害確定。いじめられました。

私がクラスのボスママに嫌われてしまったので、先生も冷たいし。

人間の友達はいないけど、友達はいます。ノラ猫っているじゃないですか。

うちは市営住宅の3Fなんですけど、ノラ鳥っていうか、スズメとかカラスとか鳩なんかがベランダに集まってくるんですよ。

エサとかあげてないんですけど、うちの子がベランダに出てると集まってくるらしくて。鳥使いか(笑)

2Fの人から糞が迷惑だって抗議の手紙が来ましたけど(笑)友達の糞だから文句言われてもしょうがないです。

不登校だけど私は、うちの子が大好きだから、それでいいと思ってました。

でも本を読んでたら、本当は学校に行ける普通の子だったらいいのにと思ってたってことが分かりました。

どっかでやっぱり普通の方がいい、って思ってたんですよね。

でも今回は本気でこのまま流れに乗っていこうと思います。なるようにしかならないし、うちにいる方が楽ならうちにいればいいって本気で思ってます。

フリースクールとかも考えたんですけど、鳥の研究でノーベル賞とかもらえるかもしれないですよね(笑)(笑)

正直言って将来のことは不安だし、私のせいかもって自分を責めて落ち込んだりします。

でも私がクヨクヨしてると、未来が暗くなりそうだし、今明るくしてたら、なんかいいこと起きるかもしれないですよね。

元気出ました。ありがとうございました。

 

狩野 まりあ様(仮名)

ダメな人間だと言われ続けて、自分でもダメな人間だと思ってます。

小2の時に転校していじめで不登校になって、それからほとんど学校に行ってません。

一回いじめられると、いじめられるタイプになるんだと思います。

クラスが変わったり、中学に入るタイミングで行ってみましたけど、同じです。

中学までが不登校で、高校から引きこもりなんですね。

知らなかったけど、今私は引きこもりだということですね。

ダメじゃないと言われても、やっぱりダメだとは思いますけど、こんな変なこと言う人(すみません)もいるんだと思ったら、ちょっと笑えました。

行かなくていいって言われると、行ってもいいかもって思ってしまうところがあって、これは学校に行かせるための作戦じゃないかと思いました。それはないか(笑)

訪問してくれる先生はいい先生なんですけど、やっぱり責められてる感じして、会いたくなくなっちゃうんですよね。それが問題。

 

松下・ケン様(仮名)

※以下はケンさんと交わしたインスタのメッセージです。

 

K(ケンさん):感想ここに書いて大丈夫ですか

N(中澤):はい、もちろんです。読んでくださったんですね。ありがとうございます。なんでも書いてください。

K:自分はアスペルガーで介護の仕事してたんですけど看護師の人に仕事が遅いって言われて行けなくなってやめました

N:それは、いつ頃のことですか?

K:コロナの前

N:そのあと、どうなりましたか?

K:引きこもりになりました

N:初めてのことですか?

K:不登校2回引きこもり2回です

N:何回も学校や職場に、行こうとしたのですね。

K:やっぱり行かないとって思ったんですけど結局は行かれない

N:行くのも、行かないのも、しんどいですよね。

K:(しばらく返信なし)

N:本の感想をお聞きしてもよいですか?

K:自分はおむつ交換がうまいので仕事に適性がありますでも看護師の人とかに仕事が遅いと言われて馬鹿にされるとやっぱり自分は働けないのかと思います

K:仕事ができないと生活が困るので仕事はしたいけれどできません

K:馬鹿にされると腕の力がなくなるのでおむつ交換ができなくなります

K:アスペルガーと発達障害と心理と引きこもりの本を検索してて関連書籍に出てきたので読みました

K:感想は読んでよかったです死んだ方がいいかと考えていたから生きていて大丈夫と言われてよかったです

N:そのように感じていただけて、私もよかったです。

K:それでケースワーカ―の人に生活保護申請の相談をすることになり今相談してます生活保護は恥だと思っていましたけど恥じゃないと思ってよかったです

K:それが本の感想です

N:ご連絡をいただいて、とても嬉しいです。ありがとうございます。また何か思いついたことがあったらメッセージしてくださいね。

K:わかりました

N:ありがとうございます。

 

木崎 裕子様(仮名)

一気に読みました。

そして、読み終えた今、身体の奥底からマグマのように何か熱いものが込み上げてくるのです。

それをどうやってお伝えできるか、分かりませんがとにかくお伝えしたい、その一心で書かせていただきますね。

 

うちには四十歳近い息子がふたりおります(長男は幼少期から自閉という天才のお墨付きをもらっているような人なのですが、今回話がややこしくなるので彼には触れません)。

次男は不登校、引きこもり歴はかなり長くて、実際学校に行ったのは小学校と大学だけ(大検で大学受験したのです)。

就職もしましたが、3年目くらいから仕事に行けなくなり、それ以来十年ほど家に居る感じです。

 

私、彼については常々こう思っておりました。

彼は感受性が強いから世間の毒に耐えられないのね。仕方ないよね。

親も変だし、育て方も変だったから、それもダメだったのかも。

ごめんね。

 

育て方がまずいって、いったい何なんだ。

仕方ないって、どういう事なんだ。

この本を読んで真っ先に思ったことです。

仕方ないってことは、彼を否定してる事じゃないか。

親は言葉では責めたりはしない、けど、心がその状態を良しとしていなかったら責めてるのと一緒だ。

私、一番そばにいて、全然彼の味方じゃなかった。

 

それに気がつきました。

 

「よくその選択をしたね。勇気あるよ、偉いよ」と言ってくれる人がいる。

この世の中に応援してくれる人がいる。

 

世間からダメな人間と思われ、自分自身もそう強く思っている彼にとって、それはどんなに救いになるでしょう。

きっとそれだけで生きていける事でしょう。

 

そして、私もその言葉に救われています。

私も彼の応援団になれる。

仕方ないじゃなくて、それが良いんだよって言える。

今、じわじわ力が湧いてくる気がしています。

 

中澤さん、悩みながら身を削りながらもこの本を書いてくださって、素晴らしい言葉を届けてくださって、本当にありがとうございます。

 

それから、中澤さんの背中を押してくださった見えない存在にも心より感謝いたします。

 

あとがき

本著の執筆にあたり、不登校・引きこもりについて多くの資料にあたりインタビューを実施しました。

 

関連書籍の多くは、不登校・引きこもりが「解決すべき問題」であるという前提で書かれています。

スタイルは違っても、問題に対する親の心構え、支援のありかた、解決のヒントなどが主題になっているという印象。

 

本著の立場は、これらと異なります。

解決が求められるとすれば、「不登校・引きこもりは悪だ」という周囲の認識ではないでしょうか?

 

我が子が学校へ行かない。

仕事にも行かず、家でパソコン相手に一日を過ごす。

深夜のコンビニが唯一の外出。

 

親にとっては、一大事です。 

親がこれまで築き上げてきた、普通の世界が壊れてしまう。親の困りごと、なのかもしれません。

 

が問題は、子の苦しみの本質が、当事者にしか理解できない、つまり親には理解できないという点にあります。

 

著者が現役不登校児であった当時、登校拒否は正さなければならない悪行でした。

精神科は、今でいう心神喪失状態を扱う科だし、小児科は、予防接種と甘い喉薬を出すところでした。

 

母、は私を警察(おそらく少年課のようなところ)に連れていき、婦警さん(女性警察官)の面談を受けました。

クレヨンと画用紙を渡され、促されるまま選んだ色が、紫だった。

 

という理由で私は、問題児に認定されたんですね。

今となっては、笑うしかない。

 

ところで不登校児が天才だというなら、元不登校のあなた(著者)は天才なのか?

 

残念ながら、私は天才ではありません。

天才だったらよかったのに。

集団の一部であろうとして、登校を再開しました。

その方が、安全だと感じたから。

 

不登校という選択は、天才の証である。

 

不登校はできなくても、後から引きこもりになれたら、それも天才である。

なぜなら自分の望みと、望まぬことを知り、実行に移したから。

 

部屋にこもる、という行為を選んだのだから。

堂々と、不登校でいればよい。

 

と、あのとき誰かが私に言ってくれたら、ずいぶん楽だったろうな、と思うのです。

 

息子が幼稚園に行きたくないと泣いたとき、私は彼を抱きかかえ、いや、羽交い絞めにして、引きずるように幼稚園バスに押し込みました。

ごめんね、息子。

 

天才、つまり不登校・引きこもりを選択した人々が、これからの日本、さらに地球を救うはずです。

 

周囲の圧力に屈しない力強い魂の持ち主たち。

凡人には弱者に見えるかもしれません。

 

私は凡人ですが、多くの天才たちと語り合い、彼らの天才性に気づく感性を授かりました。

 

この気づきを、天才の親御さんに伝えなければ。

という使命を天より受け、本著を執筆いたしました。

 

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