言霊の力~KOTODAMA POWER~

人生を豊かにするコトダマ鑑定&出版サポート

「かわいい」の使い方完全ガイド|男女間の誤解をなくすコミュ術【かわいいシリーズ6最終回】

 

なぜ、これをかわいいと言うのか?

わけわからん…。

と思っていた人が、一人でも「あ、そういうこと!」と気づいてくれけたら。

多くのコミュニケーション問題が解決するのでは…。と思って書いてきました。


今回は、これまでの学びを活かし、コミュニケーション上級者の対応事例を紹介します。

かわいいに隠された意図を読み取り、適切な対応を考えながら、お楽しみください。

 

 

上級者に求められるポイント

・言葉に反応しない

・解釈しない

・否定しない

・ムダな質問をしない

 

 

 

【ケース1】女性AAと男性BB・恋人未満

※AAが女性。ABは男性。AAはABを彼氏候補とみなしている。もちろん上級者ABは、AAの気持ちに気づいているが、態度保留中。

 

AA:見て、これ!

 

AB:おー!

※相手の語調に合わせる。見せられたものが、何だかわからなくても良い。相手が嬉しそうなら共に喜び、悲しそうなら共に沈む。

 

AA:生まれたんだよ~。

 

AB:かわいいね〜。

※彼女より先に「かわいい」を繰り出すのは上級者テクニック。

 

AA:かわいいでしょ。

 

AB:ほんっと、かわいいね。

※「かわいい」を復唱することで、共感が高まる。

 

AA:見に行かない?

 

AB:いいね。

※都合が悪い、または気が乗らない場合も、とりあえず一度OKする。

 

AA:今なら会えるから。

 

AB:うん。あ、ごめん。今日これから用事があるんだよね。明日以降は、どんな感じ?

※断るときは、代案を提示。結果として断るつもりなら、質問だけにしておく。

 

AA:えっとね、退院は一週間後だって。午後3時から7時まで面会できるから。

 

AB:わかった。それじゃあ時間ができそうだったら連絡するね。

※笑顔で。

 

AA:了解!待ってる!

 

結果:良。彼女の機嫌を損ねず、今日の誘いを断ることができました。

はい、次!

【ケース2】年上女性BAと男性BB・友人

 

※BAが女性。BBは男性。ふたりは親しい友人。

 

 

BA:あいかわらず微妙な色、着こなしてるね。

 

BB:サンキュー。

※ほめられた?けなされた?彼女の意図が不明な場合は、とりあえず感謝しておく。

 

BA:すごく似合ってるよ。

 

BB:そう?ビミョーかも、って思ってたけど。

 

BA:微妙さを褒めてるの。何ともいえず美しく、味わい深い。辞書で調べたら書いてあるから。他に「複雑」「どちらともいえない」「ほんの少し」とかの意味があって、「否定的婉曲表現」にも使う。

 

BB:さすが。

※説教好きの女性の説教は、褒める。説教好きの男性も、とりあえず褒める。

 

BA:靴が決め手だね。

 

BB:これね、今日の一押し。お目が高い。

※服飾を細かくチェックする女性は、自分のセンスを高く評価している。彼女のセンスを褒める。

 

BA:その靴かわいい

 

BB:ありがとう。そのバッグもいいよね。かわいい

※「かわいい」には「かわいい」でお返しする。「ありがとう」も追加されて大変よろしい。

 

BA:ありがとう。これ、いいでしょ?

 

BB:似合う。かわいい

※ダメ押しの「かわいい」が効いている。

 

BA:今日、天気いいよね。ちょっと散歩しない?

 

 

結果:良。「かわいい」を使いこなし、彼女の気分が良くなりました。

はい、次!

【ケース3】女性CAと男性CB・カップル

※CAが女性。CBは男性。カップル。会話に出てくるCCはCAの友人女性。

 

CA:プチ整形しよっかな。

 

CB:どうしたの?

※プチ整形という言葉に引き込まれず、彼女の不安定な状況を察知している。

 

CA:CC、整形するんだって。

 

CB:ビックリだね。

※CCの整形ではなく、彼女が衝撃を受けていることにフォーカス。

 

CA:目、二重にするって。

 

CB:そうなんだ。

※余計な言葉を挟まず、話を続けるよう促す。

 

CA:かわいいよね、CC。

 

CB:どうしたんだろうね?

※彼女が女友だちを褒める言葉には、基本的に反応しない。曖昧かつソフトに返す。

 

CA:CCって、ほんとかわいいよね。

 

CB:スタバでも行く?

※あくまでCAの気分を優先。CCについてコメントしない。

 

CA:あんなにかわいいのに、なんで整形なんかするんだろうね。お金も結構かかるだろうし。自分の顔にメスを入れるとか、信じられないよね。

 

CB:行かない?スタバ。

※気分と場所を変えてから、彼女が本当に話したいことを聞く。

 

CA:うん。行く。

 

結果:優。彼女の動揺を察知しています。彼女の友人がかわいいかどうかについて、コメントしなかった点も優れています。さらに、彼女の中に生じた悪意をやわらげ、安心感を与えた、大変良い例です。

はい、次!

【ケース4】女性HAと男性HB・カップル

※HAが女性。HBは男性。カップル。公園でピクニック・デート中。

 

HA:ジャーン!かわいいでしょ!

 

HB:おー!

※相手の語調、「見て!見て!」という気分に反応する。

 

HA:ね、かわいいでしょ!

 

HB:感動!

※とにかく喜ぶ。

 

HA:あとでスタバ行かない?今度の、すっごくかわいいから。

 

HB:いいね。チェックしに行こう。

※相手が関心を示したものに、関心を示す。

 

HA:あの子(子犬)、かわいいね。

 

HB:ほんとだ!

※彼女の目を見る。

 

HA:飼い主さん(高齢男性)も、かわいいよね。

 

HB:(無言)

※困ったときは余計なことを言わず、彼女の目を見て微笑む。

 

HA:かわいい。なんか、かわいい!って感じ。

 

 

結果:優。相手は、共感を得たことに満足し、リラックスしています。かなりのコミュニケーション能力が発揮されました。

はい、次!

【ケース5】女性JAと男性JB・夫婦

※JAが女性。JBは男性。結婚3年目の夫婦。

ふたりの脳裏に「離婚」の文字がちらつくこともある。

JAは内心「もう、これ以上は無理かも」と諦めかけ。

一方のJBは現状維持と関係改善を願っている。

 

JB:ただいま!


※倦怠期こそ大切なのは、笑顔と明るい声。

 

JA:おかえり。

 

JB:お疲れ様。

※優しくされたければ、こちらが先に優しく労う。

 

JA:あなたも。お疲れ様。今日は早かったんだね。

 

JB:うん。水曜日だからね。残業禁止!

※何度も説明していることでも、妻が認識していなければ、また伝える。

 

JA:あ、そうだったよね。コンビニ寄ってきたら、夕飯作り回避できたのに残念(笑)。

 

JB:そのつもりで帰ってきたから、今日は作るよ。

※ルール(先に帰宅した方が夕飯を作る)は変更しないが、今日は例外とする。柔軟な対応。

 

JA:いい?ありがとう。

 

JB:オッケー!

※妻から久しぶりに聞く「ありがとう」を、素直に喜ぶ。

 

JA:そういえば、プリンターが、また印刷エラーになったんだけど。

 

JB:あ、ごめん。そうだった。見てみる。夕飯の後でも大丈夫?急いでる?

※妻の「また」という表現から、「前にも言ったけど」「いつ見てくれるの?」という意図を察知。まず「ごめん」。それから緊急度の確認を忘れない。質問や確認の前に「ごめんね」「ありがとう」を使うのは、大変よろしい。

 

JA:土日は少し家で作業するから。それまでに。

 

JB:わかった。今日ダメだったら、もう買い換えよう。

※担当分野については、自分で即決する。

 

JA:うん。黒だと埃が目立つから、白にしてね。

 

JB:了解。

※即決できる要望は、その場でOKする。

 

JA:あのさ。

 

JB:ん?どうした?

※妻が言いよどむ。つまり楽しい話ではなさそう。だからこそ、優しく聞き返す。

 

JA:この間、インスタ見てた子。後輩とか言ってたでしょ?

 

JB:そういえばさ、インスタの写真ってさ、実物と違うよね。

※他の女性の話題が出たら要注意。一般論にすると、危険を回避しやすい。

 

JA:すごくかわいい子だよね。

 

JB:見る?みんなアプリで写真撮るから、すごいよね。

※見せて安心。猜疑心をやわらげる。引き続き一般論で。

 

JA:かわいいと思わない?

 

JB:アプリ、最強。

※間接的に否定する。強固に否定すると、疑惑を招く。

 

JA:そんなに違うんだ。

 

JB:よし!夕飯作る!

※妻がトーンダウンしたところで、話題を変えてしまう。

 

JA:じゃあ、お願い。私ちょっとコンビニ行ってくる。食パンと卵。あと、何かいる?

 

JB:今日のデザート頼む。おまかせで。

※妻はスイーツ大好き。頼まなくても買うだろうが、お願いする。

 

JA:オッケー。

 

JB:あと、もうひとつ。頼みごと。

※妻の嫌がる案件。直球でお願いするのが得策。

 

JA:なぁに?

 

JB:来週。うちの母親の誕生日。一緒に行ってください。頼む。

※とにかくお願いする。

 

JA:来週だよね。わかってる。

 

JB:サンキュー!

※お礼を言う。ほどほどに喜ぶ。喜び過ぎは逆効果。

 

JA:プレゼント、悩ましい。

 

JB:だよね。毎年すんません。

※妻には負担だと認識している。が、協力してもらいたい。

 

JA:お義母さん、かわいいもの好きだからね。私はかわいいもの苦手だし。

 

JB:そこをさ、頼むよ。

※拝み倒す。甘える。誠心誠意お願いする。

 

JA:オッケー。じゃ、日曜日、一緒に買いに行こうか。

 

JB:サンキュー!あ、夕飯、急いで作らなきゃ。

 

結果:優。上級者は、楽しくない話題をも、円滑なコミュニケーションにつなげてしまうのです。

 

事例は、以上です。

 

おまけ

 

最後に、褒め方について軽く触れておきます。

褒め上手になるための参考にしてください。

 

1:外側から褒める


・髪の毛の艶、ヘアスタイル

・目の輝き

・口紅の色

・服や持ち物の色・形・組み合わせ

・コロンなどの香り

・立ち姿勢

・座り方

・食事の仕方

・ふとした仕草…など。

 

2.内側から褒める

・優しさ

・穏やかさ

・気配り

・勇気

・控え目

・機転・気が利く

・知恵・知識

・洞察力・観察力・想像力

・安定感…など。

 

3.外側および内側の変化やギャップを褒める

・外側の例:ロングも良かったけど、ショートカットも似合うね!

・内側の例:ちょっと怖そうって思ったけど、話しやすくて安心した。

…など。

 

4.ざっくり褒める

・すごい!

・さすが!

・おー!

…など。

 

5:「かわいい」で褒める

上記1.~4.の全てのケースは、「かわいい」を使って表現できます。


というわけで、「かわいい」シリーズを終わります。

ありがとうございました。

 

aipub1.com

aipub1.com

aipub1.com

aipub1.com

aipub1.com